過去にがんと診断されたけれど保険に加入できますか?

過去にがんと診断されたことがあっても、加入できる場合があります

厚生労働省「令和2年人口動態統計」によると三大疾病の一つである「がん」は、死因第1位の病気です。そんな時代だからこそ、がんで入院・手術が必要になったときのために、保険でしっかり備えておくことをおすすめします。ただ、一般的にはがんと診断された方は保険に加入しにくいという現実もあります。

厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計(確定数)の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei20/index.html

では、過去にがんと診断された方は、もう保険に新規加入したり保障内容を見直したりすることはできないのでしょうか?そんなことはありません。たとえ過去にがんと診断されたことがある方でも、条件によっては、保険に加入できる場合があります。

医療保険や生命保険(死亡保障)への加入

引受基準緩和型保険であれば、過去にがんと診断されたことがある方でも保険に加入できる場合があります。例えば、一部の保険会社では以下の条件を満たせば加入できる引受基準緩和型医療保険を販売しています。

  1. 過去3ヶ月以内に入院・手術・放射線治療(電磁波温熱療法を含む)をすすめられたり、説明をうけたりしていない。
  2. 過去1年以内に入院・手術・放射線治療(電磁波温熱療法を含む)をうけていない。

※上記1,2をみたした場合でも、ご職業、過去の契約状況等により加入できないことがあります。
また、生命保険(死亡保障)においても上記の加入条件とは異なりますが、加入しやすい引受基準緩和型生命保険があります。

これらの保険は、通常の保険よりも保険料は割増されていますが、万が一の場合の死亡保障や既往症で入院・手術が必要になった場合の医療保障を受けることができます。がんが再発・悪化した場合も保障を受けることができるので、がんの転移や再発の備えとして検討してみてはいかがでしょうか。引受基準緩和型保険の加入条件は保険会社や保険商品により異なりますので、加入の際は条件を満たしているかしっかり確認することが大切です。

がん保険への加入

がん保険は、がんと診断されたときや、がん治療のために入院・手術を受けたときなどに、手厚い保障が受けられる保険です。医療保険や生命保険(死亡保障)と同様、一部の保険会社では、がん治療完了後一定期間が経過した方が加入できるがん保険を販売しています。がんを経験された方向けの保険のため、通常のがん保険に比べて保険料は割増されていますが、がんの再発・転移にも備えることができるので検討してみてはいかがでしょうか。

ほけんの窓口では、過去にがんの経験がある方が検討できる保険商品を紹介しております。治療完了時期や現在のお客さまの状況によっては、ご案内できる保険商品もございますので、お気軽にお問い合わせください。